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キハ54にトマラン付けてみた [車両&DCC]

トマラン-1.jpg

最近DCC関連ブログでトマラン回路の妄想が出ていたので
ふと 「TOMA-RUN With Tnatalumu」を思い出し基板購入

タンタルコンデンサーは220μF 16Vの物を20個別途入手

トマラン-2.jpg

先ずは4個を並列配線どんな感じに成るのか大実験!!!  大袈裟・・・

手持ちで有ったブリッジダイオードとLED+540Ωを繋いで スイッチON!

無事点灯(当り前か・・・)、OFFにするとゆっくり消灯してゆきます

ところでweb上の情報では
「タンタルコンデンサは故障モードがショートなのでヤバイ」
みたいな話が書いて有りますが、メーカーサイト等では
「アルミ電解コンデンサのような電解液を用いていないため液漏れやドライアップの心配がなく、
経年による性能変化が非常に少ないため、タンタルコンデンサには寿命の定義はありません」
とも書いて有ります。使い方を間違えなければ故障しない!!
以前使っていたMRCのサウンドデコーダーを見ると
タンタルコンデンサがしっかり載ってます





前回に続き動画の連投

DCのパワーパックはメルクリンのZ用しか持っていないので
10年位い前に買ってほとんど使っていないNGDCCのこれを使いました

これとは、BEMF機能付きPWMパワーパックもどき
電圧・電流がデジタル表示されます 
(BEMF:Back EMFとは一定スロットルならば負荷に関係なく定速走行させる機能、
車のクルーズコントロールもどきと思えばいいかも)


動画の17秒あたりの電源ONで40mA表示されます
コンデンサーの突入電流でしょうか?
多分実際はもっと流れているんでしょうね
(約10msecの間隔で電流チェックなのでピークは解りません)

トマラン-3.jpg

今回トマランを使って見たかったのはこの キハ54 なんです
SDN136PSと言う安いサウンドデコーダーを積んでいて
スロットルをあげて行くと 走行開始音⇒力行音が鳴り
    スロットルを少し下げると 力行音OFF音(惰行?)が鳴ります
     またスロットルを少し上げると 力行音が鳴る仕組み

問題は「力行音OFF音」の頭に「ガツン」みたいな音が有るのですが
線路集電状態が悪いと「ガツン」・・・「ガツン」・・・「ガツン」
みたいに短時間で鳴るので興ざめ

先ずはタンタル220μF×2個並列を既存100μFに
並列に接続してどうなるか 恐る恐る試してみます

何故「恐る恐る」かと言うとトマラン回路設計の賢い方が
デコーダの全波整流後にコンデンサをそのまま接続すると、DCCの信号を線路に投入したと同時に
突入電流という現象が必ず発生します。 この現象は、空っぽのコンデンサに勢いよく電流が
流れ込む現象(=電源とGNDがショートしたような回路を瞬間的に形成します)で、通常流
れる電流の数倍~10倍流れる場合があります。このため、電子部品を故障させたりする
原因となり、デコーダ側で対策することがベストです。

出典はこちら

トマラン-4.jpg

DCC電源を入れても全く問題有りません、良かった ホッ

この後ボデーを仮に被せて試運転の結果、「ガツン」・・・「ガツン」は止まりました
勿論スロットルを少し下げれば「ガツン」と音がして惰行音に成ります
やはり集電不良だった様です

で、懸念した突入電流に関しては元々100μFの電解コンデンサーが付いて
おり既に突入電流対策がデコーダー側でされているのでしょうと、勝手解釈

下の写真左の点線丸部分にライトユニットが無い事にお気付きですか?
でもヘッド・テールはちゃんと点灯します。
どうやら改造記を書き忘れていたようです トホホ 
写真整理までは済んでいたのですが・・・

トマラン-5.jpg

トマラン基板を組んで880μFを既存電解コンデンサーに並列接続

試運転の結果、トマラン無しよりももっとひどい状態???・・・
トマランの抵抗&ダイオード回路が悪さをしている????
タンタル2個並列に戻しました


ナ なんと 1記事に動画2本!  
DCCサウンド化の楽しさをお伝えしたくて、ナンチャッテ

1年以上動画をUPしていなかったのですが何故かやる気満々(笑)

トマラン-7.jpg

コンデンサの容量UPで走行が改善するならと
走りぎくしゃくのこのDD51のコンデンサを交換してみました

最初440μFでテストすると標準よりはマシって感じだったので
220μF×3個の660μFにしてみました
配線もAWG36からAWG34に変更

ついでにコンデンサ取付端子部の電圧測定 13.2Vでした
16V耐圧なのでちょっと・・・ フム~~ ま、いいか
タンタルコンデンサは定格電圧の50%程度での使用が推奨されています

トマラン-9.jpg

低速では通過出来なかったこのポイントもスイスイ!!

コンデンサ容量UPの効果の賜物でしょうか、エライ
トマラン-8.jpg

タンタルコンデンサを包んだカプトンテープと配線に色差し
水性アクリジョンのコクピット色を使用



今回キハ54を題材にして気が付いたのですが、最初の改造記UPし忘れ
次回はキハ54の最初の改造記でもと思う今日この頃、では、また。

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